血管と血糖のケア

動脈硬化ケア

卵は1日何個?コレステロールが高い人の目安200mgを保健学博士が解説

卵は1日何個まで食べていいのか。国の基準では、健康な人に上限はありませんが、LDLコレステロールが高い人は1日200ミリグラム未満が目安です。最新の成分表で計算すると、Mサイズの卵1個で185〜204ミリグラム。よく見る「250ミリグラム」との違いも、保健学博士が解説します。
動脈硬化ケア

ナッツは1日何グラム?15〜20gで頭打ちになる研究を保健学博士が解説

ナッツは1日何グラム食べればいいのか。20の研究をまとめた解析では、死亡や心血管の病気のリスクの低下は1日15〜20グラムあたりまででほとんど頭打ちでした。小袋20グラムのエネルギーと食物繊維、ナッツごとに違う脂質の種類、日本人の平均量まで、保健学博士が原文から解説します。
動脈硬化ケア

トマト缶の塩分は多い?成分表では確かめられない理由を保健学博士が解説

トマト缶は塩分が多い——そう思って避けている方へ。国の成分表で確かめました。収載されているホール缶は「食塩無添加」の1種類だけで、食塩相当量は0グラムです。市販品の値は表示でご確認ください。缶を生トマトで代えた場合も、同じ200グラムなら糖質6.2gと7.4g、食塩はどちらも0gでほとんど差がありません。一食分で並べ直すと、食塩がいちばん多いのは缶ではなくジュースとトマトソースでした。ドライトマトの糖質が4つの数字で出回っている理由まで、保健学博士が原文から解説します。
冬

寒くないのに血圧が振れる?家の中の朝夕の温度差を保健学博士が解説

「寒くないから大丈夫」。血圧については、その感覚が当てになりません。日本の家は、居間の朝と夕で室温が3度前後ちがいます。その差が大きい家ほど、朝と夕の血圧の差も大きく出ていました。1度未満の家で3.9 mmHg、4度以上の家で9.3 mmHg。ところが屋外の気温の不安定さとは、関連が見られませんでした。そして「寒い」という自覚とも結びついていません。ばらつきを気にすべき人とそうでない人の線引きまで、保健学博士が原文から解説します。
冬

冬に血圧が上がるのは部屋のせい?室温18度の根拠を保健学博士が解説

「冬になると血圧が上がる」。原因は外の寒さより、部屋の温度かもしれません。日本の家の寝室は、冬の平均が12.8度。居間でも16.8度で、WHOが提案する18度を下回った世帯は9割を超えていました。室温が10度下がると、朝の収縮期血圧は8.2 mmHg高くなっていました。断熱改修で室温が1.4度上がると、朝の血圧は3.1 mmHg低下。高血圧の人では7.7 mmHgです。そして冬は、コレステロールの数字も高く出ます。40年分の研究を、保健学博士が原文から解説します。
動脈硬化ケア

揚げ物は血管に悪い?「酸化した油のせい」を保健学博士が解説

揚げ物が血管に悪い理由は「酸化した油」だと、たいていの記事に書かれています。ところが11万人を最長26年追いかけた米国の研究も、4万人を中央値11年追いかけたスペインの研究も、揚げ油の種類で分けて解析して差を見つけていません。スペインでは関連そのものが出ていません(傾向性p=0.74)。週4回という線と、体重・血圧・脂質を計算に入れると関連が大きく小さくなることまで、保健学博士が査読論文の原文から解説します。
動脈硬化ケア

動脈硬化の予防は何歳から?年代別の優先順位を保健学博士が解説

健康にいいことは、何歳から始めればいいのか。禁煙は30歳で約10年、60歳でも約3年の平均余命を取り戻したと報告されています。動脈硬化は10代の血管にも見られますが、危険因子0個と3〜4個では冠動脈のプラークが約12倍ちがいました。平均83.6歳でも降圧治療で全死因死亡が21%減り、いちばんよく痩せ、よく動いたのは60〜85歳でした。年代別に何を優先するかを、保健学博士が査読論文8本と公的資料から整理します。
動脈硬化ケア

健診で「要再検査」—どれから受診すべきかを保健学博士が解説

健診結果に複数の印。どれから病院に行けばいいのか、結果票には書いてありません。厚生労働省のフィードバック文例集では、同じ「受診勧奨判定値超え」でも対応が2段階に分かれています。血圧160/100以上は「すぐに」、140〜159は「1か月後に再検査」。さらに、65歳以上・男性・喫煙など3つ以上あてはまる方は繰り上がります。すぐ行くもの・待っていいものを、保健学博士が公的資料の原文から整理します。
血糖値ケア

夏の甘い飲み物は血糖にどう響く?熱中症対策との折り合いを保健学博士が解説

夏に甘い飲み物が増えていませんか。血糖は、上がってもすぐには症状が出ません。日本人およそ3万人を10年追跡した研究では、ほぼ毎日飲む女性で糖尿病の発症リスクが高いと報告されています(オッズ比1.79)。一方、果汁100%ジュースでは関連が出ませんでした。熱中症対策との折り合いまで、保健学博士が査読論文と公的資料をもとに解説します。
動脈硬化ケア

「夏は血圧が下がる」は本当?夜だけ下がらない理由を保健学博士が解説

夏に血圧が下がるのは昼だけです。夜間の血圧は下がりません。夜に下がらない型は、日本の4,780人のデータで冬37.0%から夏51.4%へ増えていました。下がりすぎる人が4人に1人という報告もあります。査読論文をもとに、保健学博士が誇張せず解説します。