2026-08

食事・栄養

抗酸化サプリは効くのか?体が作る抗酸化を保健学博士が解説

抗酸化はサプリだけの話ではありません。体の中にはSODやグルタチオンペルオキシダーゼという酵素があり、39人の試験では4週間の運動でこれらが増えていました。ビタミンCとEを一緒に飲んだ群では、増えていません。一方、約30万人分の解析では、抗酸化サプリで死亡が減ったという証拠は見つかりませんでした。それでも果物と野菜は否定されていません。別々の研究グループが、そう読まないよう明記しています。保健学博士が論文5本と公的資料から整理します。
動脈硬化ケア

動脈硬化の予防は何歳から?年代別の優先順位を保健学博士が解説

健康にいいことは、何歳から始めればいいのか。禁煙は30歳で約10年、60歳でも約3年の平均余命を取り戻したと報告されています。動脈硬化は10代の血管にも見られますが、危険因子0個と3〜4個では冠動脈のプラークが約12倍ちがいました。平均83.6歳でも降圧治療で全死因死亡が21%減り、いちばんよく痩せ、よく動いたのは60〜85歳でした。年代別に何を優先するかを、保健学博士が査読論文8本と公的資料から整理します。
動脈硬化ケア

健診で「要再検査」—どれから受診すべきかを保健学博士が解説

健診結果に複数の印。どれから病院に行けばいいのか、結果票には書いてありません。厚生労働省のフィードバック文例集では、同じ「受診勧奨判定値超え」でも対応が2段階に分かれています。血圧160/100以上は「すぐに」、140〜159は「1か月後に再検査」。さらに、65歳以上・男性・喫煙など3つ以上あてはまる方は繰り上がります。すぐ行くもの・待っていいものを、保健学博士が公的資料の原文から整理します。
季節の変わり目・連休

帰省したら親が痩せていた|体重減少の目安と受診の判断を保健学博士が解説

久しぶりに帰省して、親が痩せた気がする。でも本人は「歳だから」と笑う。厚生労働省が後期高齢者の健診で使う質問票では、「6か月間で2〜3kg以上の体重減少」が低栄養を拾う目安とされています。体重減少がある人は、2年後に要介護状態になるリスクが1.61倍高いとも報告されています。滞在中に確かめられる8つのことと、受診をすすめる線引きまで、保健学博士が公的資料をもとに解説します。
血糖値ケア

夏の甘い飲み物は血糖にどう響く?熱中症対策との折り合いを保健学博士が解説

夏に甘い飲み物が増えていませんか。血糖は、上がってもすぐには症状が出ません。日本人およそ3万人を10年追跡した研究では、ほぼ毎日飲む女性で糖尿病の発症リスクが高いと報告されています(オッズ比1.79)。一方、果汁100%ジュースでは関連が出ませんでした。熱中症対策との折り合いまで、保健学博士が査読論文と公的資料をもとに解説します。
血糖値ケア

夏に筋肉量が減った?体組成計の数字の見方を保健学博士が解説

夏に体組成計の筋肉量が下がった方へ。その数字は測定値ではなく推定値です。日本の公式な歩数統計は11月しか測っておらず、夏に筋肉量が減ったことを測った研究も見つかりませんでした。数字より確かな握力と歩く速さの目安、受診の判断まで、保健学博士が査読論文と公的資料をもとに解説します。
動脈硬化ケア

「夏は血圧が下がる」は本当?夜だけ下がらない理由を保健学博士が解説

夏に血圧が下がるのは昼だけです。夜間の血圧は下がりません。夜に下がらない型は、日本の4,780人のデータで冬37.0%から夏51.4%へ増えていました。下がりすぎる人が4人に1人という報告もあります。査読論文をもとに、保健学博士が誇張せず解説します。
熱中症

夏のむくみはなぜ起きる?梅雨とは違うしくみと受診の目安を保健学博士が解説

夏に脚がむくむのは冷えでも気のせいでもありません。「熱浮腫」という名前がついた現象で、日本の熱中症分類には入っていないため知られていません。汗で水を失うほど体が水をため込むしくみ、着圧ソックスの適正圧、利尿薬を使ってはいけない理由、受診の目安を保健学博士が解説します。