寒くないのに血圧が振れる?家の中の朝夕の温度差を保健学博士が解説

冬

朝晩だけ、冷えるようになりました。日中はまだ汗ばむ日もあるのに、起きたときの空気がもう違います。

「寒暖差で血圧が上がる」。よく聞く言葉です。外の気温の振れが、体にこたえている。そういう話として広まっています。

ところが、日本で実際に温度と血圧を測った調査を読むと、書かれていたのは違うことでした。

この記事で分かることを、先に4つ書きます。

  • 日本の家は、居間の朝と夕で、室温が平均3度違っていました
  • その差が大きい家ほど、血圧の朝夕差も大きく出ています
  • 屋外の気温の不安定さは、血圧の振れと関連していませんでした
  • そして、その朝夕の温度差と「寒い」という自覚のあいだには、はっきりした関連が出ていません

この記事は、査読を受けた論文をもとに整理しました。数字はすべて原文から。研究どうしで結論が割れているところは、割れたまま書きます。

日本の家は、居間の朝と夕で3度違います

1,553世帯の室温を、2週間測った調査があります

日本全国の1,553世帯で、冬に2週間、家の中の温度を測った調査があります(文献1)。居間・脱衣所・寝室の3か所。しかも床から1メートルの高さと、床の近くの2段階で測っています。あわせて2,793人に、寒さをどう感じているかを聞いています。

居間の朝と夕の温度差は、平均3.0度でした。同じ全国調査の別の報告では3.2度と出ています(文献2)。

3度と聞いて、大きいと思われるでしょうか。それとも、そんなものかと思われるでしょうか。この数字が、あとで血圧とつながります。

ただし、この調査の対象を先にお伝えしておきます。全国からくじ引きで選ばれた家ではありません。これから家の断熱を直そうとしている人たちの家です。同じ調査の別の報告には、裕福な世帯に偏っている可能性があると書かれています(文献2)。

ですから、この記事に出てくる数字は、日本の家すべてを代表する数字とは言えません。それでも、1,553世帯を実際に2週間測った数字です。自分の家を思い浮かべる手がかりにはなります。

部屋を移ると差は広がり、足元はさらに冷たい

どこの差か平均
居間と脱衣所3.8度
居間と寝室4.1度
居間の朝と夕3.0度
居間の、床上1メートルと床の近く3.1度

暖かい居間から寝室へ移ると、4.1度下がる。トイレに立つ、お風呂に行く。家の中を歩くだけで、体は温度の段差をまたいでいます。

この調査は、地域ごとの違いにも触れています(文献1)。

東北では、居間だけを、必要なときだけ暖めるやり方が多い。そのぶん、部屋のあいだの差と、朝夕の差が大きく出ました。一方の北海道は、家全体を、つけっぱなしで暖めるのが一般的です。

ところが、その北海道で、居間の上下の温度差が全国でいちばん大きい。5.1度。

家じゅうを暖めていても、足元までは暖まっていない。論文は、暖房だけでは足りず、断熱そのものを良くする必要がある、と結論づけています。

冷えるな、と感じます。ただ、そのために何かしているかというと、特にしていません。

実践ポイント
  • 今週、居間の温度を朝と夕の2回だけ見てください。1日で足ります
  • 置く高さは、床から1メートルくらい。座ったときの胸のあたりです。足元はこれより3度ほど低いと思ってください
  • 数字は、まだ判断しなくていいです。書き留めるだけにしてください。比べる相手は、冬に出てきます

血圧の振れと結びついていたのは、外ではなく家の中でした

3,785人の朝晩の血圧を、室温と同時に記録しています

全国2,162世帯・3,785人を対象に、冬の2週間、朝と晩の家庭血圧を測るたびに、そのときの室温も一緒に記録した調査があります(文献2)。

まず、温度のほうから見ます。

温度の振れ方室内屋外
朝と夕の差(平均)3.2度1.5度
日ごとのばらつき(平均)1.6度2.5度

日ごとのばらつきは、外のほうが大きい。当たり前といえば当たり前です。外は天気で動きますから。この前提を覚えておいてください。

室温の差が大きい家ほど血圧の差も大きく、屋外とは関連しませんでした

居間の朝夕の温度差朝と夕の収縮期血圧の差
1度未満の家3.9 mmHg
4度以上の家9.3 mmHg

日ごとのばらつきも、同じ向き。室温のばらつきが1度未満の家では、血圧のばらつきが6.3 mmHg。4度以上の家では9.5 mmHg。

1度あたりに直すと、こうなります。室内の朝夕の温度差が1度大きくなるごとに、血圧の朝夕差が0.85 mmHg。日ごとのばらつきは、1度あたり0.61 mmHg。

ここが、この調査でいちばん意外なところ。

交絡になりうる条件をそろえて解析したところ、血圧の振れと関連していたのは室内の温度の不安定さだけで、屋外の温度の不安定さとは関連が見られませんでした。

先ほどの表を思い出してください。日ごとの振れ幅は、外のほうが大きかった。それでも、血圧と結びついたのは家の中でした。

なぜそうなるのかは、この論文には書かれていません。私は、体が長く浸かっているのが屋内の温度だからではないかと考えていますが、これは、まだ確かめていません。

もう1つ、論文自身が挙げている限界があります。着ているものの記録がない、という点です。朝夕の温度差が大きい家の人が、そのぶん厚着で調整しているのかどうか。そこは分かっていません。

別の研究グループも、同じ方向を報告しています

日本のある地域で、健康な352人を2年間追った調査があります(文献3)。朝82,900回、晩66,420回の家庭血圧を、室温と同時に測っています。先ほどの全国調査とは、別の研究グループです。

室温が1度上がると(マイナスは低下)朝晩
収縮期血圧−0.37 mmHg−0.45 mmHg
拡張期血圧−0.22 mmHg−0.30 mmHg

そして「室温のほうが、外気温より関連が強かった」と論文は述べています。さらに、室温が外気温より1度高いごとに、外気温とは別に、朝の収縮期血圧が0.33 mmHg低いという関係も報告されました。

外が何度であるかより、家の中を何度に保っているかのほうが、血圧と強く結びついていた。2つの調査が、別々に同じ向きを出しています。

なお、文献1・文献2と、あとで出てくる文献10は、住宅の断熱を扱う同じ全国調査にもとづくものです。その調査には、住宅・ガス・建材の企業と、住宅政策を担当する省庁から資金が入っています(論文に開示あり)。資金を出した側は研究の設計や解析に関与していない、と記載されています。

文献3は、別の研究グループによるものです。もっとも、こちらも資金を受けています。血圧計のメーカーです(論文に開示あり)。

「まったく利害のない研究が一致した」とは言えません。ただ、グループが違い、調査した地域も違い、資金の出どころも違う——住宅の側と、血圧計の側です。その2つが同じ方向を出していることには、意味があると考えます。

部屋の温度そのものと血圧の関係は、こちらの記事にまとめています。

冬に血圧が上がるのは部屋のせい?室温18度の根拠を保健学博士が解説

では、外の気温は関係ないのでしょうか

そう受け取られると困るので、書いておきます。関係あります。

リトアニアで行われた調査では、外の気温の振れが大きい日ほど、収縮期血圧が高いという関連が報告されています(文献4)。日本の調査とは、逆の結果です。

この研究は、室温を測っていません。外の気温だけです。いっぽう日本の2つの調査は、室温と外気温を同時に測ったうえで、室内のほうが強かったと報告しています。

「外は関係ない」とは言えません。正確に言うと、「両方測ると、血圧の振れとは室内のほうが強く結びついていた」です。

そして、血圧から離れると、外の気温の話はもっとはっきりしています。

研究外の気温の変化結果
22の研究をまとめた解析(文献5)1日の気温差が1度大きい心血管疾患での入院が1.5%増
台湾・脳卒中110万件(文献6)前日より6度以上上がった日虚血性脳卒中が約2.2倍
同上前日より14度以上下がった日出血性脳卒中が約2.2倍

台湾の研究です。日本のデータではありません。気候が違うので、そのまま当てはめることはできません。

そのうえで、言えることがあります。外の急な気温の変化は、体にこたえています。ただし「家庭で測る血圧が日によって振れる」という現象については、家の中のほうが強く結びついていた——そういう話です。

実践ポイント
  • 天気予報の寒暖差に、一喜一憂しなくて大丈夫です。見るところは、家の中にあります
  • 「何度差までなら安全」という基準は、今回読んだ論文の中にはありませんでした。研究で差が大きい群として扱われていたのは4度以上ですが、これは危険の境目ではなく、研究者が群を分けるために引いた線です。室温の振れを小さくすれば血圧の振れも小さくなる、とまでも確かめられていません(この点は次の節で扱います)
  • そのうえで、できることはあります。朝と夕の温度差を、小さくする方向に動かしてください。暖房を切る時刻を少し遅らせる。朝のタイマーを入れる。小さな変更から始められます

「冷える」という感覚は、当てになりません

節1で紹介した調査(文献1)には、もう一つの柱があります。測った温度と、住んでいる人の「寒い」という感覚を、突き合わせているのです。

温度差には種類がありました。部屋と部屋の差、朝と夕の差、床の近くとの差。このうち、どれが「寒い」という感覚と結びついていたのか。

結びついていたのは、床の近くとの差でした

温度差の種類「寒い」という感覚との関連
部屋の平均気温関連あり
床の近くとの上下の差関連あり
部屋と部屋の差有意な関連なし
朝と夕の差有意な関連なし

足元が冷たいと、人は「寒い」と言います。それは感覚として正しい。床の近くとの差は、ちゃんと自覚に出ていました。

ところが、血圧の振れと結びついていたのは朝夕の差です

ここで、節2の結果と突き合わせます。

  • 血圧の振れと関連していたのは、朝と夕の温度差(文献2)
  • その朝夕の温度差と「寒い」という感覚のあいだには、はっきりした関連が出ていない(文献1)

自覚と血圧は、別の温度差を見ていたことになります。

つまり、「今日は寒くないから大丈夫」という感覚は、血圧については当てになりません。寒さと結びつく温度差と、血圧の振れと結びつく温度差が、別だからです。

なお、床の近くとの温度差が血圧にどう関わるかは、この調査では調べられていません。「関係がなかった」のではなく、測られていない、ということです。

年齢を重ねるほど、寒さは感じにくくなります

同じ解析で、寒さの感じ方には年齢・性別のほか、食事の量、運動の習慣、お酒、着ているものの量も関わっていました(文献1)。

そのなかで、論文がはっきり書いているのがここです。高齢の方は寒さを感じにくい。ところが、低い温度による健康への影響は受けやすい。

だから、人の感覚だけに頼って室温を管理してはいけないと結論に書かれています。

親御さんに電話で「寒くない?」と聞いて、「寒くないよ」と返ってくる。その答えは、部屋が暖かいことの証拠にはなりません。

実践ポイント
  • 「寒くないから大丈夫」を、判断の根拠にしないでください。血圧の振れは、自覚に出ていませんでした
  • 温度計を1つ置いてください。千円ほどで買えます。感覚の代わりに、数字を見るためです
  • 足元が冷たいと感じたら、それは上下の温度差です。厚手のスリッパやラグでしのげます。ただし、それで朝夕の差が小さくなるわけではありません
  • ご高齢の家族の家には、温度計を置かせてもらってください。本人に聞くより確かです。感じにくいことと、影響を受けやすいことが重なっています

では、その「振れ」は危ないのでしょうか

ここまで「血圧の振れ」を前提に書いてきました。その前提を、ここで確かめます。

結論から言うと、研究者のあいだで結論が割れたままです。片方だけを紹介するのは不誠実なので、両方を書きます。

危ないとする研究

心血管のリスクを持つ4,231人に、家庭血圧を14日間続けて測ってもらい、その後を追った研究があります(文献7・文献8)。平均64.9歳。参加者の9割以上が高血圧で、8割近くが降圧薬を飲んでいます。

日ごとのばらつきは、夏より冬のほうが大きく出ました。そして心血管のできごと(冠動脈疾患・脳卒中・心不全・大動脈解離)と結びついたのは、冬に測ったばらつきだけでした。

冬のばらつき心血管のできごとの起こりやすさ
いちばん小さい4分の1の群基準
いちばん大きい4分の1の群2.26〜2.96倍

春・夏・秋に測ったばらつきでは、はっきりした関連は出ていません。同じ人の、同じ測り方なのに、季節で意味が変わったことになります。

そうとは言えないとする研究

一方で、岩手県のある町の住民2,421人を、12年にわたって追いかけた研究があります(文献9)。平均58.6歳。こちらは一般の住民が対象で、血圧の治療を受けていたのは27.1%です。

この研究でも、ばらつきと死亡との関連は統計的には出ました。では、その上乗せがどれくらいだったか。平均の血圧をすでに考慮したうえで、ばらつきを足すことで説明が増えた分は、0.01%未満から0.88%でした。

論文の結びには、こう書かれています。

In the general population, blood pressure variability derived from home blood pressure does not substantially refine risk profiling over and beyond the blood pressure level. … might be too weak a predictor to be clinically meaningful.

一般の集団では、家庭血圧から出したばらつきは、血圧の高さを超えてリスクの見分けを大きく良くすることはない。臨床で意味を持つには、予測力が弱すぎるかもしれない。——そう述べています。

そして、当時のガイドラインとは食い違う内容だ——これも、論文自身の言葉です。

違いは、見ている人が違うことにあります

文献7・文献8文献9
対象心血管のリスクを持つ通院中の人一般の住民
高血圧の人9割以上—
血圧の治療を受けている人8割近く27.1%
結果ばらつきができごとと関連平均血圧への上乗せはわずか

そして文献9の著者らは、自分たちのデータについてこう書いています。ばらつきと心血管死の関連を生んでいる主な要因は、降圧薬による治療を受けていることのようだ、と。

実際、この研究では、治療を受けている人では関連が出て、受けていない人では出ていません。

この2つは、矛盾しているというより、見ている人が違うのだと考えます。ただし、この読み方はどちらの論文にも書かれていません。2つの研究の対象を並べて、私がそう受け取った、ということです。

確かめられていないことが、もう一つあります

「部屋の温度を安定させれば、血圧の振れも小さくなる」。自然な発想ですが、これを確かめた研究は、今回の検索では見つかりませんでした。

断熱改修をした942世帯と、しなかった67世帯を、冬に比べた研究はあります(文献10)。改修後、朝の室温は1.4度上がり、朝の収縮期血圧は3.1 mmHg下がりました。

ただし、この研究が報告しているのは血圧の高さであって、ばらつきではありません。しかも参加者はくじ引きで振り分けられていないので、証拠としての強さには限りがあります。

ここまで分かっていることを、正確に言うとこうなります。室温が安定している家ほど、血圧の振れが小さかった。そこまでです。

実践ポイント
  • 血圧が正常で、降圧薬を飲んでいない方へ。ばらつきを気にする根拠は、いまのところ弱いです。まず見るのは平均です。家庭血圧が135/85 mmHg未満かどうか(文献11)
  • すでに高血圧で、降圧薬を飲んでいる方へ。平均に加えて、日によって大きく上下していないかを、記録のまま主治医に見せてください
  • 家庭血圧の平均が135/85 mmHg以上の日が続くときは、室温の工夫だけで様子を見ないでください。学会はこの値を「脳卒中や心筋梗塞にかかる率を2〜3倍に増やす、危険な高血圧」としています(文献11)
  • 朝だけ極端に高い日が増えたときも、記録を持って相談してください
  • この記事は、薬を増やすか減らすかを判断するためのものではありません

いま測り始めると、冬に比べられます

比べる相手がなければ、冬の数字だけ見ても分かりません

血圧の振れが大きくなるのは冬でした(文献7)。では、冬に測って「振れている」と分かるでしょうか。

分かりません。その人にとって、それが大きいのか普通なのかは、振れていない時期の数字と比べないと出てこないからです。

報告されているのは「夏より冬のほうが大きい」というところまでで、秋がどのくらいかは分かっていません。ただ、冬でない時期の自分の数字を持っておくこと自体に意味があります。比べる相手になるからです。

そして、冬が来てからでは、その相手は作れません。

ばらつきを見るには、3日から2週間

何日測れば足りるのか。研究によって幅があります。

研究使った測定
日本・ギリシャ・フィンランドの6,238人(文献12)3〜7日の朝の測定
日本の4,231人(文献7)14日間続けて

最低でも3日。できれば1〜2週間続けて。これが、研究で実際に使われている長さです。

測り方は前の記事に。計算はご自分でしなくて大丈夫です

朝は起床後1時間以内、朝食前、薬を飲む前。晩は就寝の直前。その詳しい手順は、こちらに書きました。

冬に血圧が上がるのは部屋のせい?室温18度の根拠を保健学博士が解説

この記事で足すのは、1点だけです。ばらつきを見たいなら、日を空けずに続けて測ってください。飛び飛びの測定では、日ごとの振れが出てきません。

ばらつきには、研究上の目安の数字があります。もっとも、それを使ってご自分で判断することは、おすすめしません。

理由は2つ。1つは、研究ごとに対象にした人も、ばらつきの計算のしかたも違うこと。数字だけが一人歩きすると、当てはまらない人に当てはめてしまいます。

もう1つ。節4で見たとおり、ばらつきを気にする必要があるのは、限られた人です。

やることは単純です。数字を並べて、記録のまま持っていく。それで足ります。

実践ポイント
  • 今週、朝の血圧を3日続けて測ってください。同じ時間、同じ姿勢で
  • そのとき、居間の温度も書いておいてください。血圧手帳の余白で足ります
  • 冬になったら、同じことをもう一度。そのときに初めて、比べられます
  • ばらつきの計算はしなくていいです。数字が並んでいれば、見る人が見れば分かります

まとめ

この記事で、はっきり言えることだけを並べます。

  • 日本の家は、居間の朝と夕で室温が3度前後ちがっていました(文献1・文献2)
  • その差が大きい家ほど、朝と夕の血圧の差も大きく出ています。1度未満の家で3.9 mmHg、4度以上の家で9.3 mmHg(文献2)
  • 屋外の気温の不安定さとは、関連が見られませんでした(文献2)
  • 「寒くないから大丈夫」は、当てになりません。血圧を振れさせる温度差は、寒さの自覚に出ていませんでした(文献1)
  • 今週3日測っておけば、冬の自分と比べられます。冬が来てからでは、比べる相手を作れません

温度計を1つ、居間に置く。血圧を3日続けて測る。この記事から持ち帰っていただきたいのは、その2つです。

医療に関する注意

この記事は、査読を受けた論文をもとにした一般的な情報です。診断や治療を目的としたものではありません。

  • 紹介した研究の多くは観察研究です。とくに室温と血圧の調査(文献1・文献2・文献3)は、同じ時期に測ったものを突き合わせた研究で、「室温がこうだから血圧がこうなった」という向きまでは示していません
  • 血圧のばらつきの意味については、研究者のあいだで結論が出ていません。この記事は、その状態のまま書いています
  • 断熱改修の研究は、くじ引きで振り分けられていません。「安定させれば必ず良くなる」という水準の証拠ではありません
  • 降圧薬を飲んでいる方は、季節で数字が動いても、自己判断で薬を変えないでください。主治医にご相談ください
  • 家庭血圧の平均が135/85 mmHg以上の日が続くときは、医療機関にご相談ください(文献11)
  • この記事の数字は、いずれも集団を見たものです。ご自身に当てはめる判断は、医療者にご確認ください

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【利益相反について】文献1・文献2・文献10は、住宅の断熱を扱う同じ全国調査にもとづくものです。その調査は、住宅・ガス・建材の企業と、住宅政策を担当する省庁から資金を受けています(文献2に開示あり)。文献3と文献9も、血圧計メーカーから研究費または研究支援を受けています(いずれも論文に開示あり)。文献2と文献3には、資金提供者は研究の設計・解析に関与していない、と記載されています。

瀬戸 茉莉花

看護師として大学病院・公立病院で臨床を経験後、現在も大学教員として17年間、看護学生の教育と生活習慣病予防の研究に携わっています。看護師・保健師。保健学博士。2児の母として、子育てをしながら情報発信中。
人の幸せの根底には、健康があると思っています。健康だからこそ、大切な人と楽しい時間を少しでも多く過ごせる。そのために健康オタク仲間を増やして、みんなで人生の最後まで元気でいたい。そんな思いでこのブログを書いています

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※本記事は健康情報の提供を目的としており、診断・治療・医療行為を推奨するものではありません。症状や体調についての具体的なご相談は、医師または薬剤師にご確認ください。

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